昨日のことです。
遺品整理のポータルサイトを運営している会社より電話が入りました。
「遺品整理を希望されているお客様を紹介したいのですが・・・」という内容で話は始まりました。
「遺品整理」という言葉で検索をしてみると、様々な遺品整理会社や遺品整理会社を紹介するサイトが並んでいます。
現在、あんしんネットの公式ブログは、なぜか輝かしく1位で表示されています。
別段順位を上げるSEO対策はしていませんし、検索ロボットが、その内容を吟味して、
1位に値すると決めてくれているのでしょうが、これは嬉しい限りです。
トップページでは、1位から10位までのものが表示されますが、
そこに表示されているポータルサイトであることはわかっていました。(あえて名前は伏せておきます)
お客様の紹介を受けることはありますが、今回の申し出は、その後に問題がありました。
「紹介料などは発生するのですか？」という私の質問に、
「当社では、施工料金の30パーセントをいただいております」との答えが返ってきました。
明らかに「ぼったくり」の話です。
きっぱりと、「そんな悪徳な会社とは付き合うことはできないし、
一番迷惑がかかるのはお客様になるから、あんしんネットは、紹介などいりません」と、怒り声をかえし、電話を切りました。
単純に考えてみて、例えば20万円の施工をしたとしましょう。
3割の金額は6万円です。
仮に遺品整理会社が請け負ったとしても、わけのわからない所で、それだけの金額がポータルサイトへと流れていくのです。
それよりも、もっと依頼者の為に、値段を落としてあげることを考えてもらいたいものです。
サイトの運営のみに明け暮れ、遺品整理の現場の「げ」の字も知らない者が、
サイトの世界にひしめいているという現状には、怖いものを感じてしまいます。
遺品整理を専門に、現場にのぞみ、そこでお客様と故人のことを話ししたりして、
心の整理を行なうことが、私たちの業務には求められています。何よりも大切なことなのです。
それを、実際の現場作業はせずに、システムの中で、さらには机上の作業で儲けを生み出そうと考えている、
そんな発想の遺品整理紹介会社は、最終的に淘汰されることでしょう。
さらに付け加えておきますが、施工料金の付け方にしても疑問があります。
現場は、一律にはかることはできません。
それを1部屋あたりの金額をつけて告知することはナンセンス以外何もありません。
その1部屋に、1メートルくらいの物があふれかえっていても、同じ料金で施工してくれるのでしょうか？
物が少なければ当然やすくなるでしょうし、反対に多ければ高くなるのは必然です。
「１ルーム当たりいくら」という料金体系は誤りであり、現場を知らないからこそできる技でもあるなと、
反対に関心してしまいます。
ホームページで業者選びをするのは、いまや当たり前のことですが、
その中に書かれていることを精査して慎重に選ぶことも一般ユーザーに課せられています。
全国対応ができるからとのうたい文句を出しているサイトもあります。
全国の遺品整理を掲げている業者に、「紹介料30パーセント」を要求しながらサイト運営をしているという悲しい現実。
遺品整理業界にはあってはならないと思います。
「お客様の立場になって物事を考えます」というスローガンも、むなしい響きでしかありません。
「遺品整理は心の整理」
あんしんネットでは、この言葉をスローガンに、スタッフ一同今日も現場や見積もりに出動しています。
儲け第一主義とはかけ離れた遺品整理会社ですが、理想を求めていきたいものです。
■東京都大田区の遺品整理・福祉整理・特殊清掃会社「あんしんネット」のホームページ → 遺品整理・福祉整理のあんしんネット
■遺品整理・福祉整理・特殊清掃を新人が挑戦・新人見習いブログ → 遺品整理人見習い奮闘記
■福祉整理と遺品整理専門会社に入社して見習い期間中！→福祉整理人見習い奮闘記
■「遺品整理人 谷崎藍子3～48年目の証人～」11月5日(月)よる9時放映。
あんしんネットが全面遺品整理を監修。弊社社員もドラマに出演しました。
