遺品整理の仕事の中で、家財撤去を行なった場合、その中に必ずリサイクルしなければならない品目のものがあります。
必ずとは、現行の法律によってリサイクルすべきと定められている物をさします。
①冷蔵庫
②洗濯機
③テレビ
④エアコン
以上4品目です。
これは家庭から出される廃棄物の削減と、資源の有効活用を目的として、1998年(平成10年)5月に国会で「家電リサイクル法」として成立し、同年6月に公布され、2001年(平成13年)4月1日より本格施行されました。
家電リサイクル法に関して、消費者にわかりやすく解説したHPがありますので紹介いたします。
⇒ http://www.rkc.aeha.or.jp/
あんしんネットでは、このリサイクル法に基づいて、上記4品目を撤去する際には、「家電リサイクル料」と「搬出運搬費」をいただいています。
遺品整理業社をはじめ、廃品回収業社、それぞれに実はこの価格が不明瞭となっています。
実際に、それらの業者のHPで確認しますと、いかにこの金額が曖昧かがわかります。
ちなみにあんしんネットでは、
テレビ、洗濯機はリサイクル料と持ち込み費用を合わせて5,000円
エアコンは7,000円
冷蔵庫は8,000円
遺品整理の依頼をされる時に、見積もり時に曖昧な回答をする業社は、リサイクルに対して、何ら意識を持っていないことになります。悪く言えば、正規にリサイクルすることなく、転売をして利益を上乗せしたり、海外への輸出用に転用したりといったケースにつながります。
家電を正規にリサイクルしているかいないかは、家電リサイクル券の控えのナンバーによって確認できるシステムがあります。これにより、指定の引き取り場所に家電が引き取られたかが確認できるのです。
ですから、消費者の方で家電リサイクルを依頼された方は、ぜひ「家電リサイクル券」の控えをもらうようにして下さい。
さらに家電リサイクル料は、品目以外にメーカーによっても違いがあります。
各メーカー毎の料金は⇒ http://www.rkc.aeha.or.jp/text/p_price.html
名前は知っていても、その実、詳しいことを知らないのが家電リサイクルです。
この機会に、皆さんとともに学んで、リサイクルを推進していきたいと願う「あんしんネット」です。
●写真は経済産業省発行「みんなで実行3R」より
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