一般には仕事始めは昨日の5日からでしたが、あんしんネットは4日が仕事始めとなりました。
初仕事は「福祉整理」です。
昔から付き合いのある方のお母様の居宅の整理。
介護度3のお母様が病院から退院され、自宅での介護生活を始められます。
しかし、居宅には多くの物が積み上がり、介護ベッドを入れるスペースがありません。
年末に相談があり、いよいよ退院も近づいてしまいましたので、そこはプロの出番となりました。
室内の箪笥の配置はもちろんですが、お母様の大切な物まで整理することはできません。そこで、息子さんに一つ一つを確認してもらいながらの作業で、午前10時からはじめて午後4時半には完了することができました。
これはあくまでも介護スペースの確保であり、これから始まる居宅介護は時間もかかり、ご本人はじめ家族の皆さんも大変な作業を強いられることになります。
現在の介護保険の制度も、仕組みがいくつか変更となり、介護の現場サイドも混乱をきたしているというのが現状です。
私たちあんしんネットの整理は、介護を支えるいわば「介護前サービス」と、介護が終わったあとの「介護後サービス」の2つになります。それが「福祉整理」と「遺品整理」なのですが、そう見ると常に介護や医療の世界と連携を持たないといけないのです。
いつも若いスタッフには言うのですが、単純に作業をやればいい、という発想ではだめなのです。
福祉整理は、これからの介護や介助を受けるための環境づくりなのですから、介護従事者との打ち合わせも必要となります。その為に、私たちが提案できる環境づくりのプランを提示します。未来を予測して整理を続けるのです。
ですから将来予測を常に心がけて、現場に望まなければいけません。
遺品整理は介護の後の整理ですが、これは遺族の心に寄り添った整理となります。故人をまずはお偲びし、そして、遺族と色々と話を続けながら整理を行なうと、それは素晴らしい現場作業となります。
今年のあんしんネットのスタッフは、「もっともっと介護の現場を知ろう」を合言葉に、最前線の現場へと飛び込んでいきます。実は昨年度は多くの介護事業者の方々との交流を持たせていただきました。
そこでの皆さんの苦労や悩みを受け、問題は山積だなと、痛感したものです。
第三者的に見るのではなく、同じ土俵に立って、同じ目線で交流を深めていきたいと思います。
先月は日本テレビの番組で、私たちの現場シーンが映し出されました。視聴された方から多くの感想をいただき、どなたにも共感をいただけました。ありがたいものです。
その中で、施工代金の表示もありましたが、ご依頼者は実は以前、他社に見積もり依頼をされていました。私が良く知る遺品整理会社のものでしたが、その金額を見て開いた口が塞がらないという状態になりました。私の出した金額の倍以上の値付けです。そんないい加減な会社に依頼をかけると、まさに「損する」ことになるのです。
単純に経済面だけを見るのではなく、整理会社の持つ雰囲気や質、さらには品を確かめていただき、依頼をかけるべきだとつくづく思います。
今月の講演は4会場ほどを回ります。来月は実に月の半数近くが講演活動です。私の現場での活動が減ってはしまいますが、求めてくれているところには、常に笑顔で向かいたいと考えています。
今年も「あんしんネット」を宜しくお願いいたします。
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