そんな質問をされると、すぐに答えるのは、キルケゴールを挙げます。
人物紹介はしませんが、彼の考えは、現場でも反映されるからです。
特に、「限りなく執拗なる反復」という言葉に、限りなく共感を覚えます。
「反復」は、人が学習をするうえで、大事な行動です。
例えば、漢字を学ぶ上でも、知らない漢字を、何度も何度も書き、そして身体が、さらには脳がそれを自然に覚えるまで続けないと身に就きません。
幼いころに、漢字練習帳に、鉛筆で習った漢字を書き続けて、右手の甲が、真黒になるまでやって、初めて字を覚えていったものです。
字を書くという行為そのものが、「反復」であり、それを私たちは幼いころから行なってきたのです。
歳を取ると、どうもその反復する行為が、面倒になり、そしていつしか怠慢な自分が現れます。
私たちの整理も、現場はそれぞれに違っても、やることは「反復」な作業を行なっています。
しかし、それは「限りなく執拗に、相手のことを想い、そして続ける反復」作業なのです。
執拗な想いがなければ、続けることができない整理作業とも言えます。
その時の執拗な想いとは?
それは、相手を思いやるという気持ちなのです。
利益優先とか、会社の営利活動である、という想いが最前線の現場にあるならば、あんしんネットが提唱している「福祉整理」はできないのです。
理想を求めるのか、それとも現実に固執するのか?という、テーマが出てきますが、そのどちらもくみ取り、現実を解決していく整理。
それが、私たちの整理の理想です。
「反復」も、無駄なことはしていけません。
最前線の理想な作業の反復であり、それを限りなく続けることにより、光り輝く整理人が生まれてくると確信しています。
日本の伝統や文化を知り、そこに基づく私たち日本人の遺品整理と、今後急速に増えるであろう福祉整理にあたることが、あんしんネットの使命だと考えています。
洋の東西を問わず、人としての原点。
行動では、「限りなく執拗なる反復」であり、その前に、「限りなく執拗な観察」。
この2つを、これからも現場で活かしていきたいと思います。
執拗なる反復整理を行なう!遺品整理のあんしんネット
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