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先日、あんしんネットのホームページのメール問合せフォームから、遺品整理に関わる質問が寄せられました。

要約すると、身内の方がマンションの室内で亡くなられて(死後10日前後)、その為に遺品整理業者に、家財処分と特殊清掃の依頼をされました。

畳の部屋で亡くなられたのでしょう。体液などがしみ込み、床下のコンクリ部分まで行き届いていたようです。その為に業者はコンクリを削り、処置を施したようです。

依頼者はその作業が終わった後に、室内のリフォームを行ない、クロスの張り替えや建具の交換、畳は新調されました。そのあとに、薬剤の臭いなども気になり、それに伴い別業者に薬剤散布やオゾン消臭などを依頼されたのです。

その時の経済的な出費が果たして妥当なものであるか、それをまずお知りになりたかったものと思われます。

文面から現場状況を読み取り、作業に関して、さらに見積金額に関して、あくまで弊社だったらどのように作業段取りを考えて料金算出をするかをお伝えしました。

2度のメールのやり取りで、今回の作業の全容がわかりましたが、結論から言うと、やはり一般の方が何も料金体系がわからないことをいいことに、法外な値付けをしているということです。

また、作業を請け負った整理会社の経験不足により、適切なアドバイスがなされていなかったというのも見えてきました。

孤独死というものは、突然の出来事ですから、誰もそれに対する心の準備はできていません。当事者ならば、それを回避するための手段を講じることもできるかも知れませんが、居を同じくしない家族や親族でしたら、まさに突然の出来事として降りかかってきます。

その時に、慌てて業者選びをしますが、しかし、どこに依頼をかけていいものかはなかなか判断できないというのも現実の話です。

マスコミに取り上げられているから安心できる、ホームページが見やすかったから安心できるとは決して言えません。

いろんな方に良く質問されますが、「いい業者を選ぶにはどうしたら良いか」。

この質問の回答は難しいものです。

私がアドバイスしているのは、一番は知り合いで一度遺品整理を業者に依頼された人に、その時のことを詳しく伺うというものです。

他には、遺品整理会社をホームページで検索した際に、会社所在地を確認すること。これは、グーグルマップなどで見ると、会社の建物を確認することができます。その会社の外観に、例えばきちんと看板などが出ていれば、しっかりと地元に根差した企業活動をしていることがわかります。これが自宅であったりマンションやアパートの所在ならば、少し考えてみる必要はあります。特に〇〇営業所や支店表記をしている会社をみますが、ほとんどがアパートやマンションの住所記載となっています。

それでもまだどれがいいか分からないということであれば、見積りを単独の業者だけでなく、2~3社相見積もりにすることをお勧めします。

実際に見積りに来た担当者の外観(身だしなみ)や態度(挨拶と会話力)、具体的な作業の段取りと料金説明などを聞けば、自ずとどの業者に依頼するかは決まってきます。また通常の遺品整理で、見積書を後日提出するというような業者は、下請け業者が代理で来ているケースが多いものです。そんな業者には注意が必要となります。

特に作業の立ち合いができない場合などは、作業段取書や作業報告書をきちんと作成して欲しい旨を伝えて下さい。作業の詳しい内容を報告せずにお金の請求をするのはいかがなものかと感じてしまいます。

不透明なことがないように、すべてをガラス張りにして、日々の業務にあたっていただきたいものです。

あんしんネットは、大型連休も休まずに営業を続けています。まだ若干の余裕で見積りや現場作業を入れることは可能です。

年号も新たに「令和」となりますが、平成の世と変わることなく、コツコツと営業を続けていきます。

私事ながら、退院して20日経過しましたが、やっと松葉づえもとれて、今は杖をついての歩行となりました。毎日がリハビリとなっていますが、これも怠ると筋肉の付きが悪くなったり、硬直したりしますので、継続しなければいけません。

今まで健康な体の有難さなど考えたことがありませんでしたが、こうして障害を持つことにより、その有難さがわかります。しかし、すでに時は遅いのです。 どうかケガをしないように、病気にならないように日々の生活には気を付けていただきたいものです。

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