太平洋高気圧が広く張り出し、やっと梅雨あけとなりましたが、これから本格的な夏の訪れとなりました。
先月の大雨続きの中、各地で水害被害に遭われた地域は、1日でも早い復興を祈念いたします。コロナ禍での復旧作業は困難を極めているかと思いますが、地域力を結集して頑張っていただきたいものです。
最近の最前線の現場状況は、前にもお伝えしたように、「変死現場」案件が増えてきています。コロナ禍で予測はできていましたが、こんなにも早く訪れるとは、というのが率直な感想です。
テレワークの導入により、離職を余儀なくされたとか、派遣切りにあったとか、倒産に巻き込まれたなどとニュースで目にしますが、どれを見ても「引きこもり」から発生した状況であると考えてしまいます。
「外出自粛」という言葉の通りに従い、居宅が不衛生な環境だと、知らず知らずのうちに体調を崩していきます。また外出を全くしなくなると外の様子(外部環境)がわからなくなり、孤独もしくは孤立感にさいなまれ、精神的にも良くありません。
できるならば、まずは室内環境を清潔に整え、さらに外出時にはコロナ対策を徹底して行なう、そんな生活環境に戻して欲しいと願っています。
さて、先日私が行なった現場について。
都内の遺品整理の現場で、依頼者は東京都外の方。
このコロナ騒ぎで、見積もりの立ち合いができないとのことで、鍵を送っていただき、私が見積もりに入りました(最近は、コロナ騒ぎで講演やセミナー活動が減っていますので、かなりの割合で現場に出られる状況です)。
見積もり金額は33万円で、物量的には2tコンテナ車満載程15㎥です。
依頼者にはメールで見積書を送信し、その日のうちに弊社での施工が決まりました。
依頼者とやり取りをする中で、実は私の見積もりの前に、もう1社見積もりを取られていたようです。
参考までに見積もり金額を伺ったところ、80万円を超える金額でした。
その金額を聞くと、開いた口がふさがらないという状態に陥ります。
はっきり言いますが、不当な値付けで、悪徳としか言いようがありません。
依頼者の立ち合いがないならば、きちんとした見積書の説明を文書で行なうとか、現場作業の段取書を作成して、どのような作業を心がけるのかを伝える必要があります。
そこまで徹底してやらねば、依頼者の期待を裏切ることになると思い、あんしんネットでは常にそれを心がけて、全てのスタッフが日常の作業の中で続けています。
このように人の不幸にかこつけて、不当な見積もりを行なっている業者がいるまだいるというのは残念な話です。
遺品整理の見積もりでは、1社だけの見積もりではなく、2-3社に見積もりを取ることをお勧めします。
業者の見積もり中の態度や身なりを見ることは大切です。またその業者の所在地なども事前にグーグルマップで検索し、しっかりとした事業所であるか否かの確認も必要だと思います。
ホームページ上での見せかけは、経費をかければ素晴らしいデザインができます。しかし、見積もり時には、見せかけだけでは通用しないものです。
積極的にいろんな質問をぶつけて、そんな疑問に適切に答えがでせるような業者が良いと思います。
あんしんネットでは、遺品整理に関する様々な相談事を受け付けています。
もし、業者選びで色々とお悩みでしたら、気軽に問い合わせをしていただきたいと思います。
本日は久しぶりの事務作業で、その合間にブログを更新しました。
また、明日からは最前線の現場作業へと出ますが、現場スタッフの体調管理をしっかりと行ない、コロナや熱中症に負けないようにしていきたいと思います。
しかし、マスクをつけての夏場の作業は、本当に体にこたえるものです。