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今年の梅雨は、あまり降雨がなく、南の地域では梅雨明けも出てきています。

例年なら、現場作業前にレインコートの準備確認などを定例で行なっていたのですが、晴天続きとなるとそのような確認も忘れてしまいます。

あんしんネットでは資材整理係というものを定めて、備品に抜けがないかをチェックさせているのですが、時としてレインコートがない時があります。

仕事に支障をきたすこともあるので、厳しく指導を行なうのですが、もう一度基本に立ち返って、日常業務の在り方を徹底させていきたいと思います。

さて、先月と今月はハードスケジュールとなり、落ち着いてブログの更新もできていません。このブログ記事も、自宅での時間の中で書いていますが、最近の動向からお知らせしたいと思います。


今年は警戒! 「孤独死現場」

先月末より、首都圏での孤独死現場の整理依頼が多くなってきています。

早期発覚であれば、通常の遺品整理作業で完了できるのですが、どうも死後経過1-2か月という現場案件がほとんどです。

この時期の1-2か月というのは、作業を行なう私たちスタッフにとっては、精神的・肉体的にかなりの負担がかかります。

精神的にというのは、作業を進めるにあたっての段取りの構築について、最善の解決策を導き出す必要があるからです。

単純に室内の家財を撤去して何もない状態にすることは、恐らく誰にでもできます。そうではなく、依頼者側に配慮した(心に寄り添った)やり方や、近隣に配慮した作業を構築することを考えなければなりません。その為にも、過去の事例を参考にしたり、新たな技術を産み出すという発想が求められます。決して場当たり的に作業を行なってはいけないということです。

肉体的にというのは、そのような現場では、通常ユニフォームの上に「防護服」を着けます。通常のユニフォームは、夏場でも作業時の怪我を少なくするように長袖です。さらにつなぎの防護服となれば、その暑さたるものは、例えるとサウナに入っているというような状況となります。

浴室内での薬剤洗浄作業

全身汗まみれは必定で、45分間の作業が限界レベルとなります。水分補給はもちろんのこと、自分だけではなく他のスタッフの様子も見てあげなければいけません。

先週は連日のように、そのような現場案件が入ってきていますので、まさに休日返上の回転となってしまいます。

管理者としては、クリアな勤怠体制を構築したいと常に願ってはいるのですが、現場は待ったなしの状況が続いているというのが歯がゆい限りです。そんな状況下で元気に現場に出ていってくれるスタッフは、何物にも代えがたい宝物であると、頭の下がる思いです。

「福祉住環境整理」現場も危ない!

こちらの現場も、依頼が多くなってきています。退院に伴う居宅内の整理が多いようですが、コロナ禍による高齢者への影響が整理現場にも明らかに出てきています。

地域包括支援センターのスタッフと情報交換する際に、やはりどの地域でも困った案件として出てきています。居室内のゴミ部屋化なのですが、かなりの勢いで蔓延しているように思えます。

私たちは整理作業の立ち位置で現場にのぞみますが、包括はその前段階の相談受付けから関りを持っていますので、対応が大変かと思ってしまいます。

少しでもこういった案件がなくなるように、その地域での高齢者に対する支援体制の確立が求められますが、日々の現場に追われているというのが実態で、問題は解決されません。今から10年前の状況と比較しても、悪い方向にしか動いていないと現場は感じています。

現に、最近は介護や福祉の現場サイドからのセミナー依頼が増えています。それも「孤独死」や「ごみ屋敷」問題の解決に向けてのセミナーをして欲しいというもので、できる限りスケジュールが合えば出講するようにしていますが、それを生業にはしていませんので、ボランティア活動の一環として続けています。

私たちが福祉住環境整理の現場で見ているもの、考えていることを共有してもらい、同じ目線で取り組んでいくためにも必要だと考えています。

父親が介護の認定を受ける

私の父は、今年で92歳となります。遠く福岡で戸建ての家で生活していますが、昨年末に尻もちをついてから、歩行が困難となりました。

今年に入って帰省した際、地域の包括に連絡を取り、介護保険の申請を長兄(福岡在住)にお願いし、やっと介護認定がおりました。とは言っても、要支援2です。

しかし、介護サービスの適用となるので、早速玄関に続く階段(約20段)の脇の手すり工事はじめ、デイサービスを受ける為の事業所選びなどが進んでおり、今後は介護の手が差し伸べられ良かったと思っています。

玄関まで続く階段には手すりが必要

高齢者に良くありがちな話ですが、「まだ自分は何でもできるから、人様の手は借りたくない」とか、「他人を自分の家には入れたくない」とか、そういって拒否する人が多いようです。父親もまさしくその一人でしたが、それは個人的な思いであり、その我を通すことにより家族が迷惑を被る事例はたくさんあります。声高に「介護申請をしろ」と言うのではなく、「みんながそれで助かるのだから、そこはもう皆の世話にならないとだめだよ」と優しく説得するしかありません。今後、介護サービスをどこまで利用するかは分かりませんが、今度帰省した際には、担当ケアマネと色々と話をさせていただきたいと考えています。

連日の猛暑日が続いています。また、コロナ禍も第9波が発生と専門家は言っています。改めて、暑さ病に負けない、まずは気持ちを抱き、日々の健康管理をしっかりとして業務にあたりたいと思います。

明日と明後日は、私の現場見積もりが続きますが、見積があるということは、それに比例して現場も構えることになります。まだまだ続くこの暑さに、前進あるのみです。

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