実家には、足腰元気な父が住んでいますが、昨年末に母が体調を崩して近所の病院へ入院しています。
父は毎日、昼12時と夕刻6時に、流動食を母に食べさせる為に、通院介助の日々を送っています。
ルーティーンの作業となり、いつしか家の中は日常のゴミはじめ、整理のつかない衣服がたまってしまいました。
浴室やトイレの清掃も行きとどかずに、そのまま放置しておくと、世間で騒がれる「ゴミ屋敷」となってしまう有様でした。
実家近くに住む兄の助言もあり、再度の整理帰省となった次第です。
今回は、2階洋室の不用品整理と床清掃、外回りの不用品整理と植栽の手入れ、草刈りです。
初日は兄と甥っ子の手伝いを受け、市内の清掃工場へ可燃ごみの持ち込みを。2日目は、外回りの整理です。
「福祉整理」をあんしんネットでは提唱していますが、その事例も多種多様です。
今回の実家の福祉整理は、老々介護に伴う高齢者のゴミ問題です。
問題があるというのは、そこには明らかに「原因」が存在します。
その原因の究明と、解決策をあんしんネットでは、事例を検証して明らかにしていきます。
おそらく、今、それを行なわなければ、近い将来、もっと大きな社会問題になると考えるのです。
今月末は、都内の地域包括支援センターで、ケアマネージャーの皆さんと、そのような問題を勉強します。このような活動の場を、もっと多く増やしていきたいと思います。
閑話休題
本日、午後9時より、「遺品整理人・谷崎藍子」が放映されます。
主演は、高畑淳子さんです。
私たち「遺品整理人」の想いというものをドラマの中で、好演されています。
かくいう私も、作業スタッフの一員で、台車を運んだり、布団の整理をしたりで登場しますが、撮影現場はまさに日々の現場の再現です。
撮影にかけるスタッフの意気込みがロケ現場でも強く感じられ、出来上がりの作品を見ることが楽しみです。
ドラマの中で、なぜ“矢沢永吉”の曲なのか?
脚本の清水先生に、「遺品整理の現場に向かう時は、さびしい気持ちになるんです。自分の気持ちが落ち込み、テンションを上げる為に、あえて永ちゃんや浜省の曲をガンガンに浴びて行きます」と伝えておきました。
そのままの想いが、ドラマで再現されていますので、乞うご期待を!
●写真はロケ現場で高畑さんと、整理コーディネーターとアールキューブ代表の前田です
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