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遺品整理と福祉整理の「あんしんネット」。不正見積もりばかりの業界に風穴を開けます。

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遺品整理を行なっていて考えることの一つ。
「孤独死を無くすには、何をどうすればいいのか」

都心の共同住宅での遺品整理。
高齢者の孤独死。
遺品は、亡くなられた方の人生を、私たち遺品整理人に教えてくれます。
また、私たち遺品整理人には、その人の生き様が見えてくるのです。

拝啓 遺品整理人殿
この度は、私の部屋を整理していただき、心より御礼申し上げます。
私が生を受けて何年たったのでしょうか。
すでに帰らぬ身となり、これまでいた元の世界へと旅立ちました。
私がこれまで何をしていたかは、遺品を手にするあなた様にはおわかりかと思います。
できれば、それらの品々から、最期の私の想いをくみとっていただければ幸いです。
汚い部屋だと自分でも感じておりますが、何分わたし自身で片づけることはできませんので、宜しくお願いいたします。敬具

遺品整理を行なう場合、それが突然訪れた死により、自室で亡くなられていた時の現場を見積もることは辛いものです。
当然遺族としては、突然の出来事となり、気持ちは穏やかではありませんし、何をどうしたらいいのか、全くわかりません。

先日、東海地方に上陸した台風16号。
その時は、横浜方面での遺品整理現場の作業中で、大雨の中、全身びしょ濡れでの作業にあたっていました。
滝のように落ちてくる大粒の雨と横殴りの風。
まさに雨にも負けずと、言いいたいところですが、かなり心身共に疲労してしまいましたが、あらためて自然の驚異を肌に感じました。

私たちは人の身ですから、いつ何どき、身体に不調が訪れるかを把握することができません。
少しの体調不良の場合ならば、過去の体験により、「明日は熱が出るかも知れない」「咳がひどくなるかもわからない」と、いくらかの予測はできます。
しかし、突然の脳梗塞や腎臓結石、通風などの症状は、ほとんど予測不可能と言えます。

ゴミ部屋やゴミマンションというものは、ゴミがたまった状態のことを言います。
ゴミに関して、個人の意識の持ちようで、それが時として大切な物になったりゴミに見えたりで、大きくその人の主観が入ってしまいます。
読み終えた新聞紙も、資源ごみとして出せば、立派なリサイクル資源となり、「ゴミ」とはいえませんし、生もののゴミも、時として飼料として家畜の餌になれば、それはゴミではないのです。

あんしんネットが語られる時、時として「特殊清掃会社」という言葉が使われます。
別段、我々が言いはじめたわけではなく、NHKの「無縁社会」シリーズで、当社の作業現場映像紹介の折に紹介され、以来、特殊な清掃を行なう会社という意味で使われているようです。

台風が近づいてきています。今回の台風は、速度が遅く、強い雨を伴ったもので、各地で被害が続出しています。まだまだ警戒が必要です。
私たちの現場は、雨天であってもほとんどを決行します。
今日も現場に出動ですが、昨夜依頼者からの電話があり、私たちの身を慮っていただきました。

『明日の光をつかめ2』
フジテレビ系列 (東海テレビ・MMJ制作)
放送日 7月4日(月曜)~9月2日(金曜日)全45話

この1週間、連日の大きな現場作業で、就寝時間が9時頃となり、毎日深い眠りにおちいっています。
ぐっすり眠れるというよりも、身体が睡眠を欲し、無意識の中でベッドで眠っているという動物的な本能による睡眠と言ってよいでしょう。

毎朝起きると、必ずやっていること。
トイレや洗顔は別にして、必ず部屋のカーテンを開けて、まずは外の空気を室内に入れます。
そして、ベランダで育てている植物たちに、水かけをします。

あんしんネットの提唱する「福祉整理」。
高齢者の住環境を少しでもよりよいものにするためにできた整理です。

幼い頃の話。
母とスーパーに買い物に出かけると、子供としてはついつい「あれも買って、これも買って」と言ったものです。
そんな時に、母のお叱りの言葉は決まって「我慢(がまん)しなさい!」なのです。
家はお金がないんだから辛抱しろと言いたいのでしょうが、たった6文字の言葉で、子供の夢は消え去ってしまいます。
このように「我慢」とは、辛抱するという意味合いで普段使っています。

大震災により多くの方が被災、被害を受けられました。
千年に一度の未曾有の出来事であり、自然の驚異を感じるとともに、その中で生活している私たち日本人の意識も様々な点で変化を生みました。