小田原市生涯学習センターけやきホールに、地区の民生委員児童委員が400名集い、「孤独死や孤立死をなくすために~現場は語る~」と題して、1時間40分にわたって話をしました。
プロジェクターを用いて、壇上のスクリーンに映像を映し出しながら、現場の特徴はじめ、そこから見えてくる様々な人物像などを紹介したのです。
また、近年特に都心部で今問題となっている認知症高齢者のゴミ部屋化について、あんしんネットが実際に施工した福祉整理現場の傾向と特徴、孤独死予備軍についても、生々しい現場資料映像をもとに解説を加えました。
講演にはハプニングはつきもので、話をはじめたものの、プロジェクターがうまく動作しないのです。
担当の方が、色々と配線を変えてはみるのですが、それでもパソコンからのデータが出力されません。
そうなると、なんとか話術のみで話を盛り上げていかねばなりません。
これも先日放映された「遺品整理人 谷崎藍子パート3」での遺品整理監修やドラマ出演の話をして、時間稼ぎをします。
その間に、「何とか映像よ、映し出されてくれ」と、もう一人の私が心で叫んでいます。
話し始めて20分が経過した時に、やっと映像が出ました。
一気に話に巻きが入り、それからは1時間20分にわたり、孤独死対策に至るまでの言葉を綴った次第です。
今回は若いスタッフも同行させて、現場とは違う様子を勉強させましたが、若い衆曰く。
「突然の出来事で、よく話ができましたね。自分があの立場ならば、頭が真っ白になって何がなんだかわからなくなってしまいますよ」と。
いつも思うのですが、突然の出来事というのは、実は私たちの身の回りで常に起こっています。
講演の話も「孤独死」という、突然の出来事の一つであり、もちろん身内の不幸などもそれにあてはまります。
仕事にしても、突然流れが変わることもありますし、突然の発生やキャンセルなどもその類です。
交通事故を起こした時も、まさに突然の予期せぬ出来事と言えます。
そのような時に、いかに冷静に対応できるか、大切なことだと思います。
人は考えながら行動します。
さまざまな対応の仕方を身につけて、思考を柔軟に保つことで、ハプニングには充分対応できます。
起こってしまったことは仕方ありません。
それを悪くとらえるのではなく、そこからどう立ち直り、さらには結果良しに導くのかが求められるのです。
そのようなことを若い衆に話し帰路についたのですが、もちろん小田原ですから、途中「籠清」のおいしい蒲鉾を購入したことは記述するまでもありません。
遺品整理現場や福祉整理現場では、ハプニングというものが横たわっています。
しかし、それを回避するために、現場に携わる者は、事前に作業をシュミレートして、のぞみます。
何となくの作業ではなく、作業前から現場を考える、それがあんしんネットのスタイルです。
今日も福祉整理の現場へ向かいます。
高齢者の為の大切な整理。
ハプニングの起こらぬように、心身ともに充実させて頑張ります。
■東京都大田区の遺品整理・福祉整理・特殊清掃会社「あんしんネット」のホームページ → 遺品整理・福祉整理のあんしんネット
■遺品整理・福祉整理・特殊清掃を新人が挑戦・新人見習いブログ → 遺品整理人見習い奮闘記
■ 「遺品整理人 谷崎藍子3~48年目の証人~」11月5日(月)よる9時放映されました
あんしんネットが全面遺品整理を監修。私も谷崎藍子の部下役としてドラマに出演しています。