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昨日は、二日間かけての遺品整理の現場監督でした。
関東地方に想定外で訪れた大雪のために、果たして作業ができるのかと危ぶまれましたが、こちらは想像以上に作業はスムーズに進行し、ご遺族側からも感激に満ちた言葉をいただきました。ありがたいものです。

今回の遺品整理では、居宅内にそれはもうたくさんの書籍が遺されていました。
室内のいたるところに大小さまざまな本棚が置かれ、びっしりとそこには文庫本や単行本が並んでいます。
私が好きな作家の本もあり、そんな時は思わず本を手にとってしまい、作業が中断してしまいますから、遺品整理人泣かせの現場とも言えます。

私たち遺品整理人は、もちろん遺品を片付けるわけであり、遺された家財に対しては、小さな物にいたるまで、細やかなチェックをかけます。
その中でも、故人の性格や人生観、思考や趣味といったものは、遺された本から読み解くことができます。
昨日の現場では、亡くなられたお父様は時代小説物がお好きで、しかしながら芸術面や歴史も専門書でもってきちんと把握された方であったと推察します。
雑然と本が並んでいるというのではなく、作家ごとに、あるいはジャンルごとに分けて整理をされていました。
今回の依頼者である娘様には、幼い時より多くの児童書を購入されて、読書を勧められていたようです。
納戸や物置にはそれらの本がびっしりと並んでいました。

閑話休題

現場で若いスタッフに意地悪く、「山本周五郎の代表作をしっているか?」と質問しました。
残念ながら答えは返ってきませんでしたが、どうもまだ勉強が足りないようです。
赤ひげ先生や青べか、樅の木などの答えがすぐに出ればたいしたものですが、反対に私からそのような答えを伝えて、さらには黒澤映画や三船敏郎の映画作品を解説するはめになってしまいました。

現場によっては、競馬新聞ばかりのところもあれば、アダルト関連の雑誌やアニメや漫画本ばかりのものもあります。
人の興味が、それらの雑誌や本に向けられた結果、購入し側に置いていたのでしょう。
しかし、人に見られて恥ずかしいものなどは、元気なうちに、ぜひ自らで整理や処分を心がけてもらいたいものです。

一昔前は、「本は財産」という言葉を良く耳にしました。
私は古い考えなので、それに同意しますが、自室を見渡すとやはり本があふれかえっています。
多くの本があるということは、持ち出す時に大変苦労します。
それを思うと、やはり身の回りはすっきりとして、自分の遺品整理をしてくれる人のことまで考えて、身軽でなければならないと痛感します。
そのためにも、近々、自らの居宅整理を実行してみたいものです。
「遺品整理人、自らの生前遺品整理」というところでしょうか。
どこかのテレビ局がカメラを入れたくなるようなシーンが出てくる気もしますが、それは遠慮したいものです。

本日は足立区の地域包括支援センターで講演に出ます。
来週は、新宿区2件と江東区での講演となります。
あくまでも現場体験をもとにした孤独死や孤立死対策の話で、さらには福祉整理にも話は及びます。
一人でも多くの方に、悲惨な現場の状況を伝え、皆さんとともに山積する問題解決に向けて、動いていきたいものです。
2月は現在9件の講演予定です。
寒さに負けずに、頑張っていきます。

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■「遺品整理人 谷崎藍子3~48年目の証人~」11月5日(月)よる9時放映。
あんしんネットが全面遺品整理を監修。弊社社員もドラマに出演しました。

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