今月の講演会予定は7箇所です。地域の活動に私たちの遺品整理や福祉整理現場での話を活かしていただき、これからの高齢者の見守りに役立ててもらいたいものです。
昨日は、横浜市青葉区での講演でした。主催は、青葉区福祉保健課で、青葉区で取り組む「青葉ふれあい見守り事業」の全体研修会で、お話をさせていただきました。
講演のタイトルは「現場は語る！地域の見守りの大切さ」で、私たちの福祉整理現場から見えてくる社会現象やそこに潜む問題を開示して、その問題解決にむけての地域での取り組みをいかに行なうかをアドバイスさせていただきました。
つい先日も、この地域で福祉整理の案件が発生し、あんしんネットの特殊清掃部隊が現場入りしました。
近隣の方から見ると、かなりひどいゴミ部屋に見えたようですが、百戦錬磨のスタッフにとっては、充分に一日で住環境整備ができるお部屋。
最近は殺菌・消臭の特殊薬剤を散布するマシンを取り入れ、すっかりと綺麗な部屋に復旧させました。
この現場は、そこを見守る民生委員の方の強い意志で、整理ができました。
民生委員の方が、地域包括と連携をはかり、さらには自治会へも協力要請を出し、整理へこぎつけたのです。
日ごろ講演の中で、「お節介は必要以上にやいて下さい」と、強調しています。
以前、都内の福祉整理現場を施工した際に、依頼者の希望もあり、作業が中途半端に終わったケースがあります。
民生委員の方がサポートしていたのですが、依頼者の拒否が強く、日常の見守りもままならない状況となったようです。
その後、半年後に、ひっそりと居宅で孤独死されており、民生委員の方は精神的にもかなりの苦痛を味わったとのこと。もちろん、作業に関わった私にしても、もっと強引に住環境を整備しておけば良かったと、悔やまれてなりません。
そのことがあって、今では中途半端な整理は決して行なわない方針にしています。
やるならば、徹底的にサポートしていくのがあんしんネット流儀とも言えます。
現在、各地で高齢者を支えるための体制作りが検討されています。
まだまだ緒についた段階で、モデルケースになるものが出ていません。
今、真剣に体制作りをしなければ、これからの日本の社会は超高齢化の波に押しつぶされてしまうことでしょう。
今日は、都内北区の地域包括支援センターでの講演です。
現場主義の私としては、講演よりも現場作業に従事したいとの思いが強いのですが、高齢者の見守りに役に立てるのならば、頑張って話をしなければなりません。
良く言われることは、「講演をするのだから、無料開催ではなく、講演料や交通費をもらっていいのでは？」という質問があります。
私は思うのです。
私たちにできるささやかな社会貢献の一つにしてもらい、それで一人でも多くの方が高齢者の為に尽力していただきたい。物的支援や経済支援を行なうのではなく、講演という話でもって支援を続けていきたいものです。
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■「遺品整理人 谷崎藍子3～48年目の証人～」11月5日(月)よる9時放映。
あんしんネットが全面遺品整理を監修。弊社社員もドラマに出演しました。
パート4に向け、今、制作進行中です。
もちろん、石見もドラマ出演で、熱演。ご期待下さい。
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