連日の真夏日で、現場はまさに火の車状態です。
現場数も増えており、その中での作業は、喩えるならば、サウナの中でユニフォームを着て、遺品整理や福祉整理作業をおこなっているようなものです。
過酷な環境下で、先月はスタッフの一人が夜中に救急搬送されて、4日間入院生活を余儀なくされました。
私も連日の現場作業と見積もりで、休み返上での日々が続き、夏バテもできない有様です。
この夏は、猛暑続きもあり、孤独死現場が増えています。
消臭作業を行なう機械も、フル回転で出動しており、人間以上に酷使しているかも知れません。
特殊清掃現場も連日の出動となり、現場はパンク寸前とも言えます。
もちろんこのお盆の期間も、現場や見積もりへの出動が続き、スタッフにはお盆休みがないというのが実情です。
管理職の立場から言えば、きちんとレギュラーの休日を取らしてあげたいと思っているのですが、なかなかそうもいかない状況に頭を抱えています。
スタッフも、文句を言うことなく、気持ちを込めて日々の業務にあたってくれていることに感謝する次第です。
さて、先日行なった講演の主催者側より、礼状とその日のアンケート結果が送られてきました。
今回は、「孤独死を防ぐ為に私たちができること」というテーマでした。
参加者のほとんどが、「大変参考になった」と「参考になった」という回答です。
意見や感想を箇条書きにすると、
・孤立死になりやすい類例をあげての説明など、非常にわかりやすかった。
・実話なので、かなり理解しやすかった。
・地域の連携が必要だと思った。
・訪問時に現状を見た状態と、今日話されたことが全く同じであると感じた。
・以前別の遺品整理業の方の講演を聞きましたが、よりわかりやすく、テーマがはっきりとしていてよかった。死後すぐに発見されないと大切な人に迷惑がかかる。孤独死は回避しなくてはいけないという啓発がすすむといいと思った。
・いろいろな事例をしることができた。人との関わりが大切であると思い知らされた。
・事例がわかりやすく、理解しやすかった。
・生の声が聞けました。
・実際の写真などを見せていただき、あらためて孤独死の問題を考えさせられました。
・縦のつながりだけでなく、色々な立場の方々との話、協力することの大切さを実感しました。
・次回は片付けの方法の話を聞きたい。
様々な意見や感想を出していただきましたが、講師の立場からすれば大変参考になります。
時として、「独りよがりの話をしているのでは？」
「きちんと話が伝わっているのだろうか？」などと、考えてしまいますが、上記のような感想を寄せていただけると、私のやった話も成果があるのだと、あらためて講演を続けて良かったと思います。
地域で活動されている多くの方に、まだまだ我々の遺品整理や福祉整理の現場の実態をお知らせして、活動にいかしてもらいたいとあらためて思った次第です。
あと一ヶ月は暑さが続くことでしょう。
その暑さに負けることなく、あんしんネットのスタッフは今日も現場へと向っています。
遺品整理は心の整理。
福祉整理は高齢者の快適な福祉住環境整理。
スローガンを大事に、頑張っていきます。
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