最近問合せが多いのが、「遺品整理の生前見積り」です。
これは一人暮らしの方が、自分にもしものことがあった場合に、誰にも迷惑をかけずに自分の身の回りの整理を業者に依頼したいという相談です。
自分の最期の整理とは、葬儀や遺品整理、納骨の手配となります。
特徴的なのが女性の独身者(生涯独身というわけではなく、夫に先立たれた方がほとんど)で、お歳も70歳以上の方です。
自分にもしもの時とは?
誰もが、このことを考えることは嫌です。
なぜならば、「死」という大きなテーマがそこにはあり、人は誰しも自分の死というものからは逃避したくなるからです。
有史以前より、このテーマは人々の心の問題として論議されてきましたが、それが宗教や哲学となり、その教えの中で様々な答えが提示されてきました。
人が亡くなると、様々な手配が必要になります。
現代の日本では、亡くなる場所は自宅というよりも病院が大半です。
病院に遺体を長く安置することはできませんので、安置できる場所への搬送手配が必要になります。
遺体の搬送を専門に行なう業者はあるのですが、一般の人にはその手配をどうすればいいのかがわかりません。
そこで「葬儀社」の登場となり、遺体搬送手配から、斎場の手配、さらに通夜や告別式の段取り手配、通夜後の振る舞いの手配、祭壇のお供えとなる生花の手配、火葬場の手配など、実は手配だらけなのです。
一人暮らしの方は、そのような手配を身内がいなければできないわけですから、元気なうちに葬儀社へ依頼することになります。これが「葬儀の生前予約」です。
当然自分が亡くなった場合をシュミレーションしてみる。
実は大事なことなのです。最近ようやく世間で認知されはじめました。
葬儀後は、自分が住んでいた部屋や住まいの家財整理があります。
自分が亡くなると、その全てが遺された品物として「遺品」扱いとなります。
亡くなる以前に「形見分け」と称して、大切にしていた物を肉親者や知人に譲ることがありますが、ほとんどが亡くなってから行なわれます。
そのために、遺品の整理というものは、遺族が主になっておこなうのですが、身内がない方にとっては、実は精神的にかなり不安があるのです。
そこで、その不安を解消するためのシステムが、「生前の遺品整理予約」です。
お元気なうちに自宅を訪問させていただき、現在の家財の量をはからせていただき、整理した場合の料金を提示いたします。
また、もしもの時の連絡網はじめ、遺品整理後に必要な、ご本人の遺骨を納めるための段取りなどもお話させていただきます。遺品整理はしたけど、最期にご本人の遺骨だけ残ってしまったということにならぬために。
ほとんどの方が、この段階で葬儀社を決めていないようで、こちらから葬儀についての段取りや、さらには近くの良心的で故人の為を想って施工してくれる葬儀社を紹介させていただいています。
これまでに予約をされた方は、最期の悩みも解消されて、毎日を安心して暮らせることになります。
近日、あんしんネットの「遺品整理の生前予約」について、毎日新聞でその内容が掲載されます。
次回は、その記事と連動した内容をお知らせします。
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