梅雨時期なのですが、台風8号が過ぎた後は、連日の猛暑日続きとなっています。
現場作業にあたっては、充分な体調管理が求められます。
遺品整理と福祉整理について、最近の動向をお伝えします。
動向とは言っても、あんしんネットの動きなのですが、今月は休みなしの連日の出動です。
ちなみに本日の動きにしても、遺品整理現場への出動、福祉整理現場の見積もり、遺品整理の見積もり、そして変死現場の見積もり3件と、スタッフはそれぞれに現場へと駆けつける予定です。
これからの時期に多い変死現場。これは、いわゆる「孤独死」現場と自殺現場ということになりますが、その現場の見積もりにのぞむときは、通称「Sセット」と消臭機持参となります。
「Sセット」とは、“スペシャルセット”の略ですが、現場の応急処置道具が詰め込まれており、これがあればどんな現場であろうが、それなりの処置を施すことが可能です。
そのSセットが今日は3セット出動。もちろん消臭機も3セットとなります。
現場状況は様々で、状況に応じた手当をするのは、どことなく医者が患者に治療を施すことに似ています。軽傷の現場ならば簡単な手当で大丈夫なのですが、最近の現場は、残念ながら重傷続きのようです。
しかし、あんしんネットのスタッフは、多くの現場を経験し、その状況に適した処方のもとに、堅実に作業をこなしていきます。責任者としては、任せて大丈夫のスタッフを常に配置していますので、ご安心下さい。
昨日は遺品整理の現場作業でした。
35度を超える猛暑の中、依頼者のお父様とお母様の遺品を整理させていただきました。
お父様は、戦後シベリア抑留の体験があり、長い時間苦労をされたようです。
若いスタッフに「シベリア抑留」を題材に、遺品から学べる日本人の過去の出来事を話しました。
遺品に残されている人の歴史。それを感じ取ることは大切です。
それを手にして整理をする私たちは、先人の思いをくみ取らねばなりません。
単なる物の整理で終わるならば、全く意味のない作業となります。
常に私たちは考えて行動する、そんな遺品整理人でありたいと願っています。
休みを取りたくてもとれない毎日。心身ともに疲れはたまりますが、誰ひとり文句を言うことなく、目の前の現場と真剣に向かい合ってくれています。これもありがたいことです。
これからSセットを抱えて見積もり入りですが、暑さに負けずに頑張って出動いたします。
明日は杉並区で「高齢者のための整理術」の話を一般区民の方にさせていただきます。
講演や現場、まだまだ気をひきしめて行なっていきたいものです。