久しぶりのブログ更新です。
現場作業と講演活動に追われ、夏休みも充分に取れないままに、9月を迎えました。
忙しいことは、いいことなのですが、天候不順が続く中で、体調管理は大切であるとつくづく思う今日です。
最近のあんしんネットの近況をお知らせいたします。
まずは、あんしんネット事業部がある「アールキューブ」なのですが、9月1日をもって「アールキューブ株式会社」となりました。
また、本社事務所の所在地も、平和島から大森東へと移転しました。
新社屋となり、スタッフ一同、心機一転日々の業務に取り組むべき、気を引き締めて日常業務にあたっています。
先日、TBS放送の「Nスタ」で、弊社の福祉整理の現場シーンが放映され、多くの方から参考になる意見をいただきました。
私たちの現場で多く見かける「ごみ部屋」。そこは、多くの危険性を秘めています。
高齢者に関わる問題で言えば、ごみ部屋の中での「孤独死」「孤立死」というものが代表的です。
また、ごみ部屋からの出火という火災の危険性も大きく横たわっています。
戸建の家のゴミ屋敷やごみ部屋は、表部分(たとえば道路部分)から垣間見ることができて、地域の方で警戒することは可能です。しかし、集合住宅では開かずの扉化が進み、表からその様子を伺い知ることができません。
今の社会では、高齢者の引きこもりがすすんで、それらの方をどう見守っていけばいいのか、地域社会で大きな課題となってきました。
私自身、その解決策を持ち合わせているわけではありません。しかし、多くの孤独死現場に携わると、現場から見えてくる課題を解決できるヒントをもらうことができます。これは、現場経験から見えてくる現象で、そのようなことを講演会の中でお伝えしています。
高齢化が高まる中で、地域での高齢者の見守りは大切なことです。
1人でも多くの方が、「気づき」の大切さを感じて、そして見守る姿勢が求められています。毎月10会場ほどを回り、講演を続けていますが、これからも声を大にして語り続けていきたいと思います。
講演は、高齢者だけが対象ではありません。
一般の方で、片付け下手な方を対象とした「整理術」の話もします。
なぜ、片付けができないのか?
実は簡単なことで、「片づけをしていない」からなのです。
片付けや整理というものは、頭で考えていても全く意味がありません。
まずは、自分でやってみるという行動が大切なのです。いくら「整理術」の本を読んでも、単に納得するだけで、先には進まないのです。
簡単に整理ができるところから、「やってみる」ということが必要です。
私の話では、はじめに手掛けるところとして「冷蔵庫」の中の整理を勧めます。一日に一度以上は開け閉めする冷蔵庫。
そこが常に整理整頓されていて、きれいな状態ならば、実は部屋のどこもきれいにしておきたいという気持ちが育てられていきます。
大きな冷蔵庫でも容量は500リットル以下です。ほんのわずかな空間の整理からはじめると、後は簡単に整理ができるようになります。
整理下手な方は、ぜひそこからの実践をはじめて下さい。
あんしんネットは今月より、新しいスタッフが加わりました。新人研修中ではありますが、一日でも早く独り立ちできるように頑張っています。
整理で大切なことは「単なる物の整理」ではなく、「心の整理」をつけることです。
その為の、整理の水先案内役が私たちの仕事とも言えます。
まだまだ暑さは続きますが、一日一日を大切に、業務に励みたいと思います。