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あんしんネットの小さな勉強会新年度が始まり、あんしんネット事業部のスタッフも日々忙しく動き回っています。

このブログの更新もなかなかできず、久しぶりにデスク作業の合間に、最近の状況をお知らせしたいと思います。

 

今年に入って、「あんしんネットの小さな勉強会」は講演を聞かれた方の口コミにより、出動回数が増えてしまい、その対応で忙しく、私自身なかなか現場に出れないという状況でした。

2月は29日の内、21会場を回っての講演。自分が何を語っているのか、それすら考える余地がなかったようです。

もともと講演原稿などを作らずに話をしていますから、内容も聴講者に合わせて変えています。

最近の傾向としては、介護予防の講座としての「生前整理術」の話が多いようです。高齢者の居宅は物が多く、そのために物屋敷や物部屋化しています。

元気なうちにいかに物を減らしていくかを実行しなければいけないのですが、なかなかそれができないというのが実態です。

整理や片付けは、頭で考えても何も先には進みません。自分が動いて、やって、そして結果が生まれるのです。

動くまでの後押しを講演ではさせていただくのですが、参加者にとってやりたくなる「気」を与える講演とも言えます。

3月も20会場近くをまわりました。新年度が始まった4月は、さすがに多くはありませんが、それでも週に2会場を訪れています。

すでに8月や9月までも予定が入っているところがありますので、予測としては昨年以上に講演回数は増えるようです。

講演は、講演料や交通費は一切いただきません。主催者側としては講演料を予算組みしているところがありますが、そこにお金を支出するよりも、もっと有効的なことに回してもらった方がいいと常に思うものです。

 

現場サイドは、遺品整理、福祉整理と毎日のように出動です。

今月に入って多くなってきたのが「孤独死」現場です。それも死後経過がかなり進んだものが多く、スタッフも大変な思いで作業にあたっています。

また、高齢者のゴミ部屋の整理も増えています。人知れずに部屋に閉じこもった高齢者。居室がゴミ部屋化してしまうと、孤独死の確率は大きくはねあがってしまいます。

その為にも、いま、地域では高齢者の見守りが必要になっているのです。

私たちは多くの孤独死現場を見てきたので、それを強く感じてしまいます。地域社会のみんなが、高齢者に気を配り、異常を感じたらそれをすぐに報告する必要があるとも思うのです。高齢者のよろず相談所でもある「地域包括支援センター」などがその窓口になってくれます。

 

最近の業界動向を見てみると、ネットを活用して集客している業者が多くなっているようです。営業宣伝の手段ですから、あんしんネットもホームページを開設し、そこでの宣伝は行ないます。しかし、内容は真実を伝えなければいけません。

よくよく精査していくと、実態のない整理会社も多いようです。施工件数にしても、通常では考えられないような数値を表示しているところもあります。

マスコミに取り上げられましたという表示も良く目にしますが、興味本位で取り上げられるのならば、むしろ取材に応じない方がいいとも考えてしまいます。

あんしんネットが取材協力をする場合、必ず取材目的を明確にさせ、そして面白おかしく映像を流す制作ならば、決して協力はしないという方針です。

社会にとって必要なこと、役に立つことにのみ、これまで取材協力をしています。

「整理会社の使命は、いったい何なのか?」

これを明確にして、会社の存在意義を社会の中で確立させることが大切です。

私たちのスタッフ一人ひとりがそれを肝に銘じて、今日も見積もりや現場作業に従事しています。

これからの季節、暑さとの戦いとなります。心身共に鍛えて、頑張っていきたいものです。

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