あんしんネット公式サイト

遺品整理と福祉整理の「あんしんネット」。不正見積もりばかりの業界に風穴を開けます。

詳しくは公式サイトをご覧下さい。
あんしんネット公式サイトトップ
遺品整理
福祉住環境整理
不要品整理・特殊清掃
参考料金・実例
お客様の声



一般の方にしてみると、特殊な現場を清掃しているのだから、「特殊清掃業者だな」と思われるかも知れません。
しかし、私たちスタッフは、そんなに特殊なことをしているとは思っていないのです。
例えば原子力発電所などで、原子炉を清掃する業者がいれば、それは明らかに特殊清掃の分野に入ると思いますが・・・。
孤独死現場をはじめ、自殺・他殺現場などは、時間が経過していれば確かにそこは目にもおどろおどろしい光景がひろがっており、臭いもそれは死臭が漂っているわけですから、普通の人では中に入ることができません。

このような現場は「汚くて、臭い」状態なのですが、現場サイドでは特殊な清掃と思うことなく、作業に従事しています。
遺品整理業者として案内をかけてもらいたかったのですが、放映では「特殊清掃業者」。

今回の放映は、「無縁社会」と「無縁死」という言葉が流行(はやり)となりました。特に若い世代の人に多くの衝撃を与えたようで、つい先日も番組を再編成して、2時間番組として放映されました。今後も日本の中の「無縁社会」の部分が追跡されると思いますが、考えさせられる番組です。

制作に携わったディレクターや記者とも、話し合いを続け、現場にも実際立ち会ってもらい、孤独死現場の悲惨さを知らせました。
現代の日本の社会の中で、このように人の目にふれることなく、まさに闇から闇に、死を迎える日本人が増えています。

私たち遺品整理人から見ると、この「無縁死」という言葉は、どうもしっくりこないのです。
人は生まれながらにして、何かしらの縁を持ち合わせています。縁がなければ生まれることもなく、また生き続けることもできません。
毎日の生活の中でも、食べ物を口にいれなければ、「死」を迎えます。これは自然の恩恵をさずかっているということで、その中に生きている私たち人間は、縁によって生かされていると言えます。

また、遺品の整理を行なってみると、故人と他者とのゆかり(縁)の物が、何かしら出てきます。明らかに、「有縁」であったという証左なのです。

縁は自然にできているものであり、さらには自らが行動を起こすことで、「有縁」が生まれます。

言葉としての「無縁」は寂しい限りですが、無縁あれば有縁ありです。
元来仏教的な言葉の表現でもあり、その仏教の教えには、無縁・有縁を超えた人の生きる道が説かれています。
それを今、紐解いてみる必要がありそうです。

NHKでの「無縁社会」シリーズはまだ続きます。
あんしんネットでは、別の角度からの問題提起を番組に提案しています。「無縁」の中から「有縁」へと導く整理を今後も私たちは続けていきたいものです。

縁を大事に!遺品整理のあんしんネット

遺品整理人奮闘記 →あんしんネットの新人ブログ

コメント / トラックバック3件

  1. 「無縁社会」について

    NHKテレビで今年1月に放送された番組が、視聴者からの反響が大きかったとして、4月初めに再放送された。「無縁社会」というタイトルで、都市で孤独に死んでいく人たちを取り上げた内容である。私はこの番組を事前に知らず、たまたま途中から少し見ただけだったが、気にな….

  2. 「無縁社会」NHKスペシャルを見て(2010.4.3) その2

    amp;amp;amp;lt;!– /* Font Definitions *

  3. say1 より:

    無縁社会の影
    貧困ビジネスと一言でいえない難しさがあると思います。
    人の人生の最期と向き合う。
    大変なお仕事です。

コメントをどうぞ

*