あんしんネット公式サイト

遺品整理と福祉整理の「あんしんネット」。不正見積もりばかりの業界に風穴を開けます。

詳しくは公式サイトをご覧下さい。
あんしんネット公式サイトトップ
遺品整理
福祉住環境整理
不要品整理・特殊清掃
参考料金・実例
お客様の声


物をためすぎると孤独死の可能性が高まります

物をためすぎると孤独死の可能性が高まります

 

梅雨明けが例年にくらべて遅い関東。連日の雨天の中、我々のスタッフは元気に現場へと出て、整理作業を続けています。

先日の現場作業の時には、私自身、熱中症気味となり、体調を崩してしまいましたが、頑張って講演や見積りに駆け付けています。

 

私たちの動きとしては、現場作業はもちろんのこと、現場の前段階の見積り、さらには営業活動を行ないます。

 

しかし、最近は地域の個別支援会議などにも参加して、整理の立場から要支援者をいかに支えるかの提言をおこなっています。

 

つい先日の話ですが、埼玉県のとある地域で、「物を片付けられない高齢者をいかに支援するか」というテーマでの個別会議が開かれ、そこへの参加要請がありました。

 

行政として、保護課、社会福祉協議会、障害者生活支援課、ケアマネージャー協議会関係者、地域包括支援センターなどの職員が集まり、民間では整理業者のあんしんネットと居宅介護業者とで、問題となっている個別案件についての解決に向けての話し合いとなりました。

 

独居高齢者で物が片付けられないという方は多いのですが、そこに精神疾患などが絡んでくると、厄介な案件となります。まさにそんな事案でした。

 

この時期、エアコンのきかないゴミ部屋で生活を続けると、最悪のケースとしては孤立死してしまうことになります。

どの関係者も、それを危惧しており、一日でも早くゴミの撤去に取り掛かりたいと考えています。

問題は、本人に拒否が入るケースであり、今回の事案もご本人が物を片付けさせてくれないというものでした。

 

私は、過去の事例をはじめとして、他地域での困難事例への取り組みを資料で説明して、早期解決に向けての部署間の密なる連携を提案しました。

 

地域によっては、このような他部署との連携が充分に取れていないところが多く、まだまだ「地域包括ケアシステム」などの構築は難しいと感じてしまいます。

しかし、今回の個別会議では、問題提起からはじまり、各部署の意見のヒアリング、今後の支援に向けての具体的な動きが話し合われて、良い方向に動いていきそうです。

 

昨日は西東京地区で、見積もりを2件おこないました。

どちらも独居高齢者のゴミ部屋現場でしたが、問題を抱えたご本人。

周りで支援したいという善意の申し出に対して、どちらも拒否が入っています。拒否されてそのまま放置しておけば、必ず孤立死してしまう状況です。

私たち整理人の目からすると、まさにそれは言える話で、これまでにも多くの孤立死や孤独死の現場を見て、整理してきているからこそ断言できるのです。

 

まだまだ社会問題化していないこのような案件は、我々の目線では日常茶飯事の出来事です。

地域で求められるもの、それは「高齢者の見守りと支援」なのです。

現場目線はそれに気づいていますが、地域の方々はじめ様々な部署の連携がなければ、問題解決につながりません。

 

民間の事業所の立場ですが、我々民間にもできる「見守り」は、日常の活動のなかで、これからも続けていきたいものです。

連日の猛暑続きです。

この暑さに負けずに、今日は中野区での講演活動。明日も頑張って現場入りをしたいと思います。

 

 

コメントをどうぞ

*