今年も残すところ後1か月半となりました。
1年を振り返るとコロナウィルスの流行にかき回された1年であるようです。
史上まれに見る世界的な社会生活の変貌には、恐ろしさを感じてしまいますが、これも自然の脅威と感じるならば、人間としては立ち向かっていくしかありません。ただし、私たち一般人の立場では何もできませんから、せめて感染予防につとめ、まずは感染しないことが大切だと思います。
幸い私の周りで、コロナに感染した人はいませんが、その状況が続くことを願ってやみません。
つい先日、「プレジデントオンライン」において、弊社が関わる現場ルポの記事掲載が続きましたが、今回はごみ部屋問題、孤独死問題に焦点があてられています。
ごみ問題についても引きこもりについても、まだまだ事例の研究が進んでおらず、一体何が原因でごみをため込んでしまったのか、究明が遅れています。
「セルフネグレクト」という言葉で片付けようと思っても、色々な要因が複雑に重なりあって、これも研究の途上という段階です。
私たちは現場で作業を実際に行なう立場ですから、その目線で色々と考えを巡らせるのですが、実際の作業に従事している中で、その思考回路に切り替えることは不可能に近いとしか言えません。
そこで時として今回のように、我々の代弁者としてルポを提出してもらうことも、どんどんやって欲しいと願っています。
興味本位での現場ルポではなく、問題解決に向けたライターの目線ルポは、大いに研究の対象として見ていただきたいものです。
このような記事がネット上で掲載されると、多くのコメントも掲載されていきます。今回も読みたくないコメントを幾つか拾いましたが、現場作業の辛さを体験した者としては、机上での意見は控えて欲しいと、心の中で叫んでしまいます。
批評や批判は誰でも簡単にできます。しかし、物事の真実を知らない中でのコメントは、一方的で攻撃的になりがちです。相手への思いやりの気持ちがこもったコメントもありました。
これからも連載は続いていきますが、できるならば現代日本の大きな社会問題として捉えていただき、その問題解決に向けた動きが出ることを期待しています。
このコロナ禍の中ではありますが、講演や研修での講師依頼が増えてきています。
地域では高齢者が、より良い生活を営むための終活に向けての情報を欲しているように見えます。
それに応えるためにも、こちらも感染予防を徹底させて、時にはマウスシールドやフェイスシールドを使用して出講しています。主催者側も、慎重に検温はじめ会場の除菌・清掃作業を施して対策を講じていますが、今や一日でも早いワクチン開発と接種体制の確立を進めていただきたいものです。
今や流行の第3波到来と言われています。その中での様々なGoToキャンペーンも疑問符が付いています。経済活動の停滞は解消しなければいけませんが、それを進めると感染が広がってしまいます。難しい政治判断も求められますが、何よりも大切なことは、個々人がまだ気を引き締めて、感染症対策をできる限り実行させることに尽きると思います。
私自身、日々の手洗いやうがいをきちんと行ない、生活環境内の除菌や換気を徹底させて、健康体で活動していきたいと思います。
残念ながら仕事をリモートでは回すことができませんから、毎日会社へと出勤しています。あんしんネットの全てのスタッフが同じ境遇とはなりますが、毎日元気な顔を見せてくれます。
先月も今月も、現場はフル回転で回しています。一息、二息くらいつきたいところですが、現実は甘くはありません。しかし、私たちを求めてくれている人がいるならば、全力で対応していきます。 これから本格的に寒さは厳しくなります。体調管理を万全に、見積もりや現場作業にあたっていきたいと思います。