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新年明けましておめでとうございます。

令和5年を迎えましたが、社会の様子としてはまだまだ明るい気配は見えてきていません。

特に経済状況は、物価高が続き、日常の家計を圧迫しています。景気回復の施策を出しても、それがすぐに国民の経済事情には反映されず、政治も混迷していきます。

国際社会をみれば、ロシアとウクライナの戦争も解決の糸口すら見いだせないというのが現在の状況のようです。

ただし、周りの様子が暗いと言って、こちらま落ち込んだ気分で仕事にあたると、良い結果は生まれません。

今年はウサギ年ですから、ピョンピョン跳ね回る、それも明るく楽しくという気概をもって、物事にはあたりたいと考えています。

今回は、葬儀について考えてみたいと思います。

最近の傾向としては、葬儀式はシンプルに簡略化して営む傾向になっています。

いわゆる金額重視、それも定額制や低価格を前面に押し出して宣伝している葬儀社が多いようです。

今から20年ほど前に「家族葬」というネーミングで、葬儀価格の破壊が始まりましたが、その頃より業界に対しては疑問を抱えています。

そもそも「葬儀」と言う言葉は、「葬送儀礼」を略したものであり、人が最後に受ける儀式の一つでもあります。故人にふさわしい儀式を営み、そして故人を偲びさらに冥福を心より祈るというのが、式であったと思うのです。

家族はもとより親族、友人知人、近隣住民が集う場でもあったのです。

長い時間をかけて、日本ではそういった葬儀式というものが定着しましたが、それを短時間で崩しているというのが、今の業界の流れかと見てしまいます。

形を崩すということは、そこに横たわっている精神や文化伝統をも破壊することになります。長い目でみていくと、この国にとって、計り知れない大きな損失を生み出していることに繋がります。

個人的な考えでは、葬儀式はやはり、故人との最後の別れの場となるのですから、送り出す側が最終的にその式の段取りを組むことになります。故人の遺志は汲み取る必要はありますが、遺された側の意思を明確にしなければいけません。

めったにないことですから、何をどうして良いか、わからないのが普通です。そうなると頼りになるのは葬儀社となりますが、短時間で打合せをするとなると、どうしても多くのことを考える余裕はありません。

葬儀社の言われるままにしたら、結果的に多額の料金を支払うことになったということも良く耳にします。

追加料金がないとうたっていたのに、いろんなオプションが付いて、追加請求となったということも聞いてしまいます。

これは明らかに打ち合わせ時において、きちんと料金のことを確認しなかったことに起因します。

基本料金にプラスして、オプションを付けた場合、いくらになるのか、それが分かっていれば、騙されることはないのです。

私の母の葬儀の際は、母が亡くなる1年前から、地元の葬儀社を3社ほどまわり、葬儀に関わる資料をもらい、そして実際に担当者と話をしながら、どれくらいのお金が必要になるかを調べました。

最終的には、金額というより葬儀社の担当者の対応や姿勢で、依頼するところを選びました。

母が危篤状態となった時点で、葬儀社に一報を入れて、受け入れ態勢をとってもらいましたが、その後は親身に葬家(遺族)に寄り添った対応で、滞りなく式を終えました。

棺も母にふさわしいというか、入ってもらいたいものを選び、納棺前には湯灌といって体を綺麗にしてもらうオプションサービスもやってもらいました。

確かに葬儀費用は通常よりも高くはなっていきますが、子供としてはそういったことをやって欲しいと願うのですから、お金にはかえられないものです。

ですから安ければいいというものでは決してないと考えてしまいます。

日本は今、少子化が叫ばれていますが、1年間に亡くなる人の数は令和3年度統計では145万人となっています(ちなみに出生数は84万人)。単純に日割りにすると約4000人の方が亡くなっていることになります。

それらの方をどう見送るのか、それは私たちが真剣に考えておかなければいけないテーマでもあるようです。

私自身、自分の葬儀はこのようにして欲しいというリクエストは持ち合わせていません。私に縁あって繋がっている人に送り出してもらいたいものですが、そういった方が悩まないように、今年はきちんと考えておく必要性を痛感しています。

人はいつ旅立つかは誰も予測できません。その日がいつ訪れてもいいように、まずはそういったことをきちんと見据えて、日々の業務にあたりたいと思います。

あんしんネットが手掛ける業務の中には「遺品整理」があります。

葬儀についてもきちんとした知識を有して、そして遺族の心によりそった、そんな整理を今年も続けていきます。

景気の回復はもちろん期待しますが、平和な生活が続けられることが一番です。また、少子化がなくなり、町を歩けば子供たちの笑い声や叫び声(いい意味の)、それが多く聞き取れる、そんな社会の訪れを期待します。

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