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毎朝起きると、必ずやっていること。
トイレや洗顔は別にして、必ず部屋のカーテンを開けて、まずは外の空気を室内に入れます。
そして、ベランダで育てている植物たちに、水かけをします。
植物の状態を観察しながらのもので、例えば6年間育てているサボテンの様子はどうかなと、気にしながら水を注いでいます。このサボテンは、毎年7月に花を咲かせ、今は頭に蕾をつけている状態です。

少しでもしおれている状態のものがあれば、その原因があるわけですから、それなりの処置をして元気にしてあげます。
水をやりすぎてもいけないし、またやらなすぎでもいけない。
相手の状態を見て、それに対処するという地道な作業です。

私たちの「福祉整理」というものも、それと同じことで、千差万別の高齢者を対象に行なう整理は、相手の状態(健康面や精神面)に合わせて、整理方法を変えていきます。

急な片付けにより精神状態が不安定になる恐れがあるならば、徐々に少しずつ整理を施していく。
また反対に、時間との戦いで、これ以上劣悪な環境の中で生活をさせるにはひどすぎると判断するならば、加勢一気に片付けを敢行します。

そこで考えることは、やはり相手のことを思うことです。
おじいちゃんやおばあちゃんが、今ここで、何を考えて生活をしているのか?
その高齢者に良い環境という栄養素を与えると、今後どういう生活になるのか?
それだけではなく、介助や介護を行なう方々が、より快適にサポートできる環境づくりとは、どういったものか?

どこか、植物の水やりと通じるものがあると思うのです。

ルーティーンのものとして機械的に処理するのではなく、もっともっとアナログとなり、気持ちある整理を常に心がけていくものが、「福祉整理」の基本に思えてなりません。

今日は、都内での見積もりの後に、遠方の見積もりにも出かけます。どちらも福祉整理となりますが、最適な整理術を提示させていただきます。

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