新年明けましておめでとうございます。
西暦では2025年を迎えましたが、社会の情勢を見ていると、まだまだ明るい社会には映らないようです。
海外では、いたるところで戦禍が続き、気象異常による自然災害、貧困の差による暴動の激化など、暗いイメージが漂っています。
国内でも、政局の不安定さが目につき、物価高をはじめとする国民の悲鳴が連日のニュースで流れてきています。
私たちの整理現場でも、孤独死現場やゴミ屋敷現場は増えており、これも社会問題化しており、何とかしなければならないとは思いつつ、解決の糸口が見つかってはいません。
年初より暗い話をしても落ち込むばかりとなりますので、はじめに初詣のことを記してみます。
今年は私の居住地、横浜市鶴見区にある「曹洞宗大本山・總持寺」に初詣しました。
正式名称は「諸嶽山總持寺」といいますが、JR鶴見駅より徒歩6分ほどのところに広大な敷地を擁して諸堂が建っています。
あんしんネットのスタッフも参加して、詣でることになりましたが、終わって境内の墓所にも歩を進めて、今回は「石原裕次郎」と「アントニオ猪木」の墓参も行ないました。
裕次郎のお墓は、以前参拝したのですが、あのアントニオ猪木の墓も墓所内にあることを知り、あらためて参拝。
さすがに昭和を代表するような人物でしたので、いまだに多くのファンの方が、次から次に訪れていました。
アントニオ猪木ファンと思われる人は、猪木グッズをたくさん入れ込んだスーツケース持参で、ケースを開くと赤いタオルを取り出し、それを肩にかけて手を合わせていました。もちろんアントニオ猪木像にも、真っ赤な闘魂タオルがかけられています。
往年のファイトスピリッツは多くの日本人に勇気を与えてくれていましたが、故人となった今も、まだまだその精神は受け継がれており、正月早々に闘魂という精神をもらったような気がしました。
石原裕次郎の墓域には、蹲踞(つくばい)があるのですが、そのデザインは4文字が記されています。「吾唯足知」という文字となりますが、禅宗では良く使われる言葉です。
今の生活の中で、十分に質素に足ることを知るべし、とでも言ったらよいのでしょうか、欲をおさえることの大切さを表しています。
あの大スターであった裕次郎でも、晩年はその境地に入ったのでしょう。自分の墓域にこれを入れて、参拝者に伝えているように感じました。
若い世代のスタッフにもそのようなことを話し、初詣を無事に終えることができましたが、今年は色々な事へチャレンジして、前進していきたいと思います。
まさに「挑戦なくして前進無し」であり、スタッフ一同共通の標語で頑張っていきたいと思います。
1月はすでに多くの現場がつまってきていますが、この寒さに負けぬように、体調管理をしっかりと行ない、それぞれの現場に気持ちをこめてあたりたいものです。 今年も、あんしんネットを宜しくお願いいたします。