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私たちは人の身ですから、いつ何どき、身体に不調が訪れるかを把握することができません。
少しの体調不良の場合ならば、過去の体験により、「明日は熱が出るかも知れない」「咳がひどくなるかもわからない」と、いくらかの予測はできます。
しかし、突然の脳梗塞や腎臓結石、通風などの症状は、ほとんど予測不可能と言えます。
まさに「想定外」の出来事です。

予測不可能な出来事がわが身に襲った時。
人は誰しもパニックとなります。

先日、弟子が通風で足がむくんでしまい、歩行も困難となりました。
その状態で遺品整理の現場に臨んでも、使い物になりません。
いくら、「足を引きずってでもやります」と、威勢のいいことを言っても、身体は正直で、傍からその姿を見ていると、「明日は休んで、病院へ行け」と指示を出すしかありません。

次の日の現場は、弟子がトラックの運転で、私がワゴン車を運転しての現場入りの予定です。
その弟子が、急遽現場から抜けるとなると、代わりのスタッフの手配と、ひいては配車されているトラックも変更しなければなりません。

不足の事態で、どうバックアップできるか?

日常業務の中で、考えておかねばならないテーマです。英訳されると「リスクマネージメント」となります。

人員配置、配車変更、その後の仕事配分等々、1人の欠員でスピーディーに計画を立て直します。

私は昨年腎臓結石の痛みを初めて知りましたが、痛みを覚えたのが午前4時頃で、1時間は痛みを感じながら、その日の現場の仕切りなおしを考えていました。
まだ考えられる余裕があったのかもしれませんが、不思議とそのような時は、心に余裕ができるようです。
以前にも現場作業中に、鼻を落とすかもしれない程の事故をおこした時にも、救急車に運びこまれる前に、周りのスタッフに指示を出したり、会社に連絡の電話を入れたりと、仕事に穴をあけない行動を取っていました。
しかし、人が不慮の事故に遭遇したり、死に目にあった時などは、精神的にはふっきれた何かがあるような気がします。

何はともあれ、翌日の現場はゲリラ豪雨に見舞われましたが、滞りなく終了し、安堵したものです。

弟子はその後、病院で精密検査を受け、夏季休暇も取れ、今週から現場入りをしていますが、これからも病と闘っていかねばなりません。
食事療法が何よりかと思いますが、「魚」嫌いですから、この際は、魚を薬と思って大いに食するといいでしょう。
昨日も、国立がんセンターが研究結果として、「魚を食べると糖尿病の予防になる」との発表をしていましたが、偏食のない食生活は、健全な身体を作ると思います。

ということで、本日は現場も無事終了し、ブログも投稿したので、刺身を食して元気をつけましょう。

■写真は、昨日の現場で見かけた「トッポ・ジージョ」。
「トッポ」が姓で、「ジージョ」が名。本名は「トッポ・ルイス」で、ジージョは愛称。
知る人ぞ知る、1967年当時の爆発的人気人形劇の主人公。

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