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都心を中心として、「遺品整理の生前予約」を考える方が増えています。
年齢層は、60代~70代の方が中心となりますが、時として40代や50代の方もいます。

前々から不思議に思うのが、「生前」という言葉。
生まれる前と、読み取ると、「それは死んでいる」状態です。
他の解釈としては、「死ぬ前」というもの。
後者の解釈は、おそらく仏教的な意味合いがこもっているようです。

それはさておき、単身化、独居化、高齢化、少子化が進むと、葬儀はもとより、その後の遺品整理も生前予約をしなければ、不安であるという人が、この日本に増えてきているのです。

あんしんネットでは、開設当初より、この「遺品整理の生前予約」に対応しています。

お元気な方の居室を訪ね、そこでこれまでの人生のお話も伺い、実際に、現在の家財整理の見積もりをします。
まだお元気なのですから、あくまでもご本人の家財整理になります。
その方が亡くなって、初めて「遺品整理」となります。

まだお元気ということで、見積もりをする時は、明るく楽しく会話を楽しみます。
しかし、もし、その方が亡くなれば、故人の遺品となるわけですから、作業を行う時には、寂しい気分となります。

ここで考えてもらいたいことがあります。

遺品整理は、本当は誰が行なうべきものか?ということです。

本来は、亡くなられた方の遺族が行なうべきもので、それが日本の本来の姿でした。
有史以来の姿で、その姿が薄れてきたのが、ここ数十年の話です。
本来のあり方が急激に変わりつつある現代、その流れにのって、そのままでいいという国民であるならば、おそらく国家の崩壊も国民の意識で急速に進んでいくものと危惧さぜる得ません。

業者の立場でそのようなことを言うことは、反面おかしな話です。
しかし、日本の国そのものの姿がかわりつつある今、社会の制度やシステムの見直しが必要な時を迎えています。

あんしんネットでは、現代の社会問題と向き合いながら、問題提起を投げかけ、さらには現実に立ち向かって整理にあたっています。

明日は、九州地方で、当社の遺品整理の生前予約が放映されます。
都心での現象が、すでに地方にまで波及しています。
単なる地域の問題ではなく、実は国全体のあり方と大きく関わっているのです。

番組からの意見も多くいただきたいと思います。
そして、本当の「遺品整理」の姿を、見つけたいと思います。

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