あんしんネット公式サイト

遺品整理と福祉整理の「あんしんネット」。不正見積もりばかりの業界に風穴を開けます。

詳しくは公式サイトをご覧下さい。
あんしんネット公式サイトトップ
遺品整理
福祉住環境整理
不要品整理・特殊清掃
参考料金・実例
お客様の声


 5月もあっという間に過ぎて、6月です。例年ならばどの業種の活動も忙しくなる時期を迎えます。例年と書きましたが、昨年はコロナ禍が始まった年でしたので、経済活動は停滞し、これまでの社会情勢が大きく変わった時を迎えました。もしかしたら、この状況は来年も続くかも知れませんし、先行きが読めないのが現在の状況とも言えます。

そういった中で、あんしんネットのスタッフは休日返上(返上する訳ではなく、きちんと後日代休を取りますが)で、5月の連休中も連日の現場入りとなりました。私自身、神奈川県下の高齢者宅の福祉住環境整理を2日間かけて施工。これぞ福祉住環境整理であるという現場の仕上げをしましたが、最近思うことは、単なる整理屋であってはならないということです。

いつもスタッフには伝えていますが、「物の処分は誰でも簡単に行なうことができる。その中から、残す物を見極める観察力が大切である。そして生きるための整理を心がけること」と。

目の前に明らかなゴミがあって普通の生活ゴミならば、躊躇なく処分してもいいでしょう。ただし、中には汚れてはいても居住者にとって大切な物があれば、当然それは確保することになります。と言うことは、大切な物が何であるかを整理作業の中で見極める必要があります。

今回の案件では、ご本人が若い時からカメラを手にして撮影をすることが趣味だったようで、カメラと撮影した写真などは貴重品扱いとなります。また、ご家族からヒアリングして「残す物リスト」を作成するのも有効的なやり方です。

あんしんネットでは、貴重品としてこのような物を確保して残していきますという書類を依頼者側に提示して書面で渡すことを励行しています。

これくらいの積み上がりなら、命の危険が迫っています

現場監督としては、現場作業をどのような姿で完結させるのか、前もってイメージしておくことが求められます。私の場合は、その現場を初めて見た時点で、それをイメージして、作業段取りを組みあげます。そうすると、作業スタッフの人数も自ずとはじき出せますし、どれくらいの物を処分するかも分かってきます。プロの整理人というならば、それは当たり前のようにできなければいけません。

介護ベットも入れられるスペースを確保。福祉住環境整理後の室内

昨日も、神奈川県下のマンションでの福祉住環境整理で現場入りしました。

1LDKでお住いのおじいちゃんの部屋は、残念ながら認知症の初期症状に出るプチごみ部屋状態。食品の食べ残しや、買い求めた未開封のサプリメントが沢山積みあがっていました。4名で現場に入り、食品関係となる生ごみは、家族がおじいちゃんに成り代わって所定のゴミ集荷場に搬出することとなり、我々はそれらの物を45ℓのビニール袋にまとめていきました。

リビングの中央にあるテーブルの上も、さっぱりと整理整頓すれば、以前のような快適な空間が出来上がっていきます。大切な書類関係は箱にまとめていき、広告のチラシなどはこの際に徹底的に処分していくことで、作業は進みました。

当初、作業時間は5.5時間を想定していましたが、1時間は延長となり、16時過ぎに全てが終了。

これで介護を受けるための十分な環境が整い、後はケアマネージャーの介護プラン策定により、ヘルパーさんが週に何度か入ってくれれば、そこでの生活が確保されていきます。仮に今回の作業がなければ、後半年後には、ゴミは大変な量となり、最悪のシナリオとして、その部屋で亡くなるということも考えられるのです。

独居高齢者にありがちな話ですが、今、コロナ禍により、高齢者の見守り活動も停滞しています。さらに高齢者の引きこもりも目立って多くなっています。社会で見落としがちな一面ですが、その為にも元気な方には、周りに気を配っていただきたいと思います。もしも、いつもと違う様子だったり、部屋の様子がおかしいというのを目撃したならば、その地域にある包括支援センターにそれを報告していただきたいものです。そうすることにより、問題の発覚につながるケースが多いので、このような見守り活動は地域で積極的に進めて下さい。 間もなく梅雨入りとなります。現場作業としてはテンションも下がりますが、雨にも負けずの精神で、乗り切っていこうと思います。

コメントをどうぞ

*